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フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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書籍

【本】「町中華とはなんだ」町中華探検隊

2016/08/26

machichuka

「町中華とはなんだ」と問いかけられて答えられるという方はそう多くはないでしょう。そんな聞かれても困るようなタイトルをつけた本がでました。

町中華とは、本書によれば「どことなく懐かしい、個人経営の中華料理屋さんを指しているようだ」と書かれてあります。本を書いている著者自身も断定できてないというあやふやなワードの町中華。ただ町中華という字面を見ているなんとなくイメージはやはり「個人経営の中華」に行きつくように感じます。

なぜこの本を紹介するかといえば、この本の著者は3人いるのですが、それを束ねたグループ名が「町中華探検隊」とあります。じつはこの「町中華探検隊」に私も参加しているという理由でこの本を取り上げてみました。

「町中華探検隊」のメンバーは隊員と呼ばれ、私もその一隊員。いい歳をして隊員と名の付くグループに参加するなんてこっばずかしいと感じるかと思えば、案外昔のウルトラ警備隊のメンバーにでもなったかのようで少し嬉しかったりもしてます。マグロさんに誘われて入隊したのですが、皆が予定が付くときだけ参加しているので自由度高いというかなんの拘束もない集まりです。

この「町中華探検隊」では、町中華と思わしき店を探して食べに行くという活動を行っているわけです。隊員の多くはライターさんや編集者など日ごろから文筆活動をしている方が多いので、食べたあとに感じたことなどをブログにアップしていくというのが隊員の主な活動内容です。私もいくつか個人で食べまわった町中華の記事を書いてます。そのブログは下記のリンクからどうぞ。

町中華探検隊が行く!

今回の本は、町中華というものをなんとなく見出した北尾トロさんと下関マグロさんそして竜超さんが執筆しています。

本の帯に「昭和の古きよき食文化を記録するため」と書かれてありましたが、町中華は時間が経てばすたれていく町中の食堂なんですね。そんなところに出入りしていると単に食事に行くだけでなく中華屋を通して人とのふれあいがあったりそこから人生について考えてみたりもできるのです。本書のなかでマグロさんが小岩の町中華でのその店のご主人とのなんでもないやりとりのところなどを読んでいると人生ってこういうことの繰り返しでみんな時間を過ごしているんだなと今まで生きてきた流れを少し振り返ってみたりもできました。

町中華という切り口から身の回りで気が付くことが見えてくるかもしれません。

ただ、一つ残念なのは一枚も写真が掲載されていないこと。次回町中華の本を出すときは、写真担当で執筆陣に加わりたいです。

 

 

 

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