見た目に近い画像が撮れる カシオ EX-ZR10
2016/07/22
デジカメの性能は相当高度で優秀なものです。それでも目に映る明るさとほぼ同じ画像を撮ることは難しいこと。しかし、限りなく見た目に近い画像を撮れる機能を持ったコンデジが登場しました。
そのコンデジとは、カシオのEX-ZR10。ご紹介しましょう。
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ZR10のHDRテクノロジーでこれまで撮れなかった画像が撮影可能に
EX-ZR10では、これまで写真に撮りにくかった明暗差が著しく激しい場面でも見た目にほど近い画像を撮ることができます。
これは、カシオのハイスピード撮影機能を応用し、ワンショットで露出を変えて高速連写した画像を一枚に合成させて撮るという機能から出来上がる画像。
これまでは、明るすぎて白飛びした部分の画像を補正すると暗い部分がさらに暗く写るなど明暗どちらかが偏る画像でしか撮影はできにくいものでした。
それがZR10では、明暗差があまりなく目で見ているような明るさの画像を写真に残すことができます。
ZR10のこの機能は、HDR(ハイダイナミックレンジ)と呼ばれるもの。
カシオのZR10。ボディはこれまでのハイスピードエクシリムと同等のデザイン。ZR10のHDRテクノロジー機能が今回の目玉。
カシオのZR10の上部。シャッターやコマンドボタンはシンプルな配置。
ZR10発売日の朝刊に載った見開き全面広告。コンデジでこれだけの広告を打つことは稀。それだけカシオとしても自信のある一台ということなのでしょう。正直この広告には驚きました。
HDRで撮影した画像の違いは一目瞭然
ZR10のHDRを使って撮影した画像をご覧いただきましょう。てオート露出で撮影した画像を比較画像として見比べてみてください。その差は歴然。
オート露出で撮影。手前側は日が当たってのに対し奥は影に。手前の明るい部分で露出を取っているので奥が暗く写ってます。これまではこのような写りになりました。
HDRで撮影。暗く写っていた奥の影の部分も明るく撮れています。実際目にしているのはこの画像に近い明るさ。見た目に近い写真になっています。
ボールを持ったところをオート露出で撮影。一見きれいには撮れています。
同じ場面をHDRで撮影。ボールの汚れた部分などディテールがよりはっきり写っています。異なる露出の画像を重ねることで細かい部分もはっきりと画像になります。この比較でも目にしているのはこちらの画像に近いもの。
オート露出で撮影。真っ暗な場所にある明るい水槽。水槽の部分が白く露出オーバーで写っています。
HDRで撮影。白く飛んでいた水槽部分がクリアに再現。しかも周りの暗い部分もそのまま明るさをキープして写っています。このような明るさの差が激しい所での撮影にはHDRは持ってこいの機能です。
HDRを使うと、これまで撮りたくても撮れなかった露出の組み合わせをした画像が撮れます。露出補正で明暗どちらかにしか偏らせるしかできなった露出がこのようなシステムで一枚の画像を簡単に撮れるとは驚きです。
HDRを使うといろんな風景を撮影してみたくなるから不思議です。
・EX-ZR10 価格比較
・EX-ZR10 - CASIO公式サイト
Dec-14 2010 Up
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