TourBox 画像編集作業を直感的に操作できるコントローラー
画像編集ソフトを使っての編集作業で使えるコントローラー、TourBox。ダイヤル操作で直感的にレタッチ作業ができる仕様になっています。このTourBoxを試用してみたのでレポートします。
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TourBoxは、慣れてしまえば操作がはかどるコントローラー
TourBoxは、Photoshop、Lightroom、Capture Oneなどの画像処理ソフトに対応したコントローラーです。画像編集ソフトを使い作業をする際に細部へのピンポイント操作などは、キーボードとマウスだけを操って行うと微妙なさじ加減の操作が行いにくい場合があります。そんなときにダイヤルなどの操作キーを指で触りながら感覚的に編集ソフトのコマンドを操作できるのがこのコントローラーなのです。
サイズは、116mmx101mmの手のひらに乗る小型サイズ。指にしっとりと馴染むラバーで覆われていて本体も持ちやすい感触になってます。
本体のインターフェースは、中央にあるダイヤルボタンの他に13種のコマンドボタンが並びます。これらのボタンを操作して編集ソフトでの作業を操作していきます。
TourBoxを使用するには、まずPCにコンソールアプリをダウンロードさせます。これは、TourBoxのサイトにあるダウンロードページから行います。TourBoxを使用するときにはコンソールアプリを立ち上げ、上の写真のように本体の接続を促す画面が出ますので、PCにつなぐだけで使用可能な状態になります。
デフォルトの段階では、本体にPhotoshopとLightroomの設定がすでにされている状態です。PhotoshopとLightroomを使うのであればこの状態でTourBoxと連動させて作業ができます。
各コマンドダイヤルの指示箇所については、アプリに表記されているのでここでまず各ボタンの操作箇所を確認します。
実際に使用してみると、最初は各コマンドダイヤルの操作箇所に戸惑うのですが、慣れてくるとすぐに使いたい操作ボタンに指がいくようになります。まずは、自分がよく使うコマンド部分から使うようにすると操作感が覚えられるかもしれません。
またデフォルト設定値からカスタマイズさせて使いやすいように各コマンドボタンの操作設定を変更をさせることもできます。ソフトウエアごとや作業フローごとに複数のプリセットを設定することができたり、自分だけのコントロールツールに仕上げていくことができるのがTourBoxの大きな特徴と言えそうです。
Photoshop、Lightroom、Capture Oneのような画像処理ソフト以外にも、ペイントソフトのClip Studio Paint、Comic Studio、Saiや動画編集ソフトのFinal Cut Pro、Premiere、After Effects、DaVinci、Audition、C4Dなどにも対応しているとのこと。もちろんマウスやペンタブレットと合わせての操作もできます。
PC画面での操作だけでよりも指でダイヤルを操作しての作業のほうがものづくりはやりやすいものです。それを形にしたものがこのコントローラーのTourBoxと言えるでしょう。ダイヤル操作を加えて直感的に編集ソフト作業を手軽に行いたいという方には使いやすい製品かもしれません。