日比野克彦展「明後日のアート」に行ってきた
段ボールを使ったクラフトアートで一世を風靡した日比野克彦の初期の作品から現在のアートプロジェクトまでを網羅した美術展、日比野克彦展「明後日のアート」。
フォトララの瀬川は、日比野克彦氏が監修している東京藝大DOORプロジェクトに参加しており、自分が参加しているプロジェクトを再確認するためにも訪れたかった美術展でした。
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段ボールクラフトワークから明後日のアートまでの日比野ワールド
バブル期を覚えている方なら日比野克彦という名を聞いて思い浮かべるのは、段ボールで作られたクラフトワークではないでしょうか。ちょうどバブル景気が盛り上がる少し前から各メディアで日比野作品は紹介され世間に知られるようになります。
会場は姫路市立美術館。姫路城の東側にある美術館で入り口の看板からは天守閣も望めます。
美術展のタイトルは、日比野克彦展「明後日のアート」。「明後日」は現在も行われているアートプロジェクトにつけられているタイトルから。
会場に入ると1982年の作品「SWEATY JACKET」が出迎えてくれます。初期の作品に馴染みがある方には懐かしく感じさせてくれる段ボールのクラフトワークです。
1984年「UPRIGHT PIANO」。80年代の作品は特にモチーフもわかりやすく記憶にも残っているものが多くあります。
この作品はモチーフがわかりやすいですが90年代に入ると抽象的な作品が増えてきます。
2007年「明後日の種」シリーズの絵画が両壁に飾られ中央には90年代の大型の作品が展示されています。
この「明後日の種」シリーズは、朝顔を育てて思い込めた種をつなげていく「明後日朝顔」というアートプロジェクトの一環で、美術館の外にはそのプロジェクトでの朝顔が育てられています。
80年代の初期の日比野作品から現在進行形のアートプロジェクトを鑑賞できる美術展でした。
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