オリンパスE-30 アートフィルターで表現を作る
2018/10/31
オリンパスのE-30、ミドルクラスのデジタル一眼レフとして2008年12月に発売されました。
E-30の最も目玉はなんといってもアートフィルター。これは、誰でも簡単に写真に表現力のある作風を作れるようにした画像処理エンジンに特徴を持たせたフィルター機能。
このアートフィルターが使ってみると実に楽しく写真を撮ることができます。
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アートフィルターの設定は簡単
E-30は、E-3のスペックを踏んだ機能を搭載。防塵防滴の部分を除き、E-3のサブカメラとしても使える性能を持ちます。
アートフィルターの設定は、コマンドダイヤルを合わせて、各モードを液晶画面で選ぶだけでOK。設定も簡単で、後は撮影するだけで雰囲気を選んだ写真が出来上がります。
アートフィルターは全部で6種類あります。
E-30の外観、設定方法をご覧ください。
E-30のボディ。E-3と比べてやや小ぶりなオーソドックスなスタイル
E-30には、可動式液晶画面が搭載されています。ライブビューでの撮影も可能
設定方法は、ますコマンドダイヤルをアートフィルターの部分に合わせます
次に液晶画面で6種類のアートフィルターから選び設定完了
6種類アートフィルターの違いを比較
アートフィルターは、6種類の作風から選ぶことができます。それぞれ、特徴があり、被写体に合わせて自分のイメージにびったりと感じるものを選んで撮影することができるわけです。
その写り方の違いを同一の被写体を撮ったもので比較してご覧ください。
ポッブアート。カラフルで色が目に飛び込んでくるくらい過激な再現色。ポップアートのような仕上がりが楽しめるモード
ファンタジックフォーカス。ソフトフィルターをかけたような幻想的な雰囲気を醸し出してくれます
デイドリーム。フラットな風合いを表現した色を薄く出すモード。回想シーンのようなイメージで撮ってみるのもいいかも
ライトトーン。見た目に近い雰囲気で、ライティングを施したような自然に写りに。料理やグッズをきれいに撮るときに
ラフモノクローム。粗い粒子感を出し、ハイコントラスト調のモノクロで荒々しさや臨場感を表現できます
トイフォト。トイカメラで撮影した時にできる、周辺光量が落ちたものを再現。どこか隠れたところから覗いて見ているようなタッチにもなる写りです
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アートフィルターで作品を撮ってみる
アートフィルターで撮影すると、これまで何気に撮影してきたものでも作風が感じられるようになるから不思議です。誰でも作品撮りができるようにというE-30のコンセプトはこういうことだったのかと実感できます。
それぞれのモードで撮影した作例をご覧ください。
ポップアートで撮影。駅の看板も実際に見ているより派手な色で写ります
ファンタジックフォーカスで撮影。派手なネオンも大人し目のタッチに変わります
デイドリームで撮影。薄いタッチで色を抜いて撮る花は静かな語り口でささやくようなイメージに
ライトトーンで撮影。きれいなライティングで撮ったように写るので、本来の色合いを表現したい被写体に適しているかも
ラフモノクロームで撮影。荒々しいタッチで撮ることでドラマチックにダイナミックに表現できます
トイフォトで撮影。トイカメラの面白さをE-30でも応用可能。覗いている感じで撮るとおもしろい
E-30は、まったくカメラは初めての方にも写真で表現する楽しさを味わせてくれます。撮影はベテランという方にも作風をアレンジするのに使えるカメラと言っていいでしょう。
使ってみて感じるのは、E-30を持っていろんな被写体で試したくなり、撮影をするのが楽しくなるということ。フィルターはこれまで極力使わなったのですが、なぜかアートフィルターだと使ってみたくなるのが不思議です。
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