『うめめ』感じたままに撮られた写真集
2019/02/04
なんとも印象に残るタイトルですね。その印象のまま開くとなんともいえない「うめワールド」がそこに。楽しい写真をご紹介しましょう。
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「感じて撮る」の完成系?
『うめめ』の表紙。表紙からもほのぼの感が伝わってきます。
感じて撮るということは、瀬川もよく心がけていて口にする言葉ですが、まさに感じてまま撮る若い写真家の作品集。ヒットしてます。
その写真家の名前は梅佳代。その苗字から『うめめ』とのタイトルになったのというのは想像しやすいです。彼女の写真は、日常どこにでもある街のなかの一瞬を切り撮ったもの。そしてその判断基準は、おもしろいというものではないでしょうか。
おもしろいとは漠然とした言い方ですが、彼女なりの「これいいっ!」と感じるものすべてがきっとおもしいろ範疇なのではないでしょうか。
彼女を追ったドキュメンタリーの番組を何本か拝見しました。いつも銀塩のEOSをぶらさげていて、街行く中、ピンッと感じたものは、速攻撮影。その瞬時のダッシュ力はとても早い。
その目のつけどころがきっとおもしろいと思うものなんでしょう。彼女だけにおもしろいことが回り起こっているのか、いやそんなことはありません。どんな状況でもおもしろい思える一瞬は誰の周りにもあるということです。
つまりは心の持ちようで見える世界が変わるということ。
梅佳代は、生きるスタンスを楽しく生きると自然に設定しているのでしょう。彼女には無理をして撮っていると感じさせるものがまったくありません。いやもちろん仕事で撮影となると彼女でも無理はするのでしょうが、自分が撮りたいものを撮っているシーンを映像で見るところでは楽しそうです。
このスタンスが崩れない限り、うめワールドは、続いていくことになるのでしょう。天然自然撮りの次の作品集も楽しみにしたいと思わせる一冊です。
まずは、この写真集を手にとってクククッと小さく笑ってみるのもオススメです。
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