瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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ライフスタイル

横浜トリエンナーレ 2008を撮る

2019/04/24

今年は、3年に一度行われる横浜トリエンナーレの開催年。早速、取材にと観覧してきました。

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今回のテーマは「タイムクレヴァス」

今回で3回目となる横浜トリエンナーレ。今回のテーマは、「タイムクレヴァス(ときの裂け目)」。

世界規模の高度な情報化時代の到来とともに、大きな格差も生んでいる現代。それは、時代の裂け目でもあるといえるでしょう。今回のトリエンナーレでは、その時代の裂け目の先を直視し体感することを見る者に訴えかけているのかもしれません。

yokohamaart-01会場最寄り駅のひとつ、みなとみらい線の馬車道駅構内。大きくトリエンナーレの看板が出迎えてくれます

yokohamaart-02新港ピア会場の入り口。会場は、全体で7箇所に分けられています

yokohamaart-03大きなフォトプリントで「見ざる言わざる聞かざる」を表現

yokohamaart-04休憩室?いえ、これも作品。タイトルも作者もなく、自由に座ってもらい体感してもらう体験アートのひとつ



裂け目の奥は深い

今回の作品では、「15歳未満の方のご入場はご遠慮ください」との看板が立つものがいくつかあります。表現方法が見る方によっては不快感を感じるかもしれないとの配慮からです。
前回のトリエンナーレは、どこか見ていて楽しさがあったものが多かった印象があったのですが、今回は一転、シビアに迫ってくる作品が多いように感じました。

それだけ、今回のテーマである「タイムクレヴァス」の奥は深いということのなのかもしれません。

yokohamaart-05コンクリートに置かれた針金を自由に触っていい体感アート。触り始めるいろんなことをしてみようとインスピレーションが湧きます。まさにそれが作者のコンセプトなのではないでしょうか

yokohamaart-06作品の中のライトを使って自分の影を撮ってみたもの。思いつきでやってみました

yokohamaart-07コメントを読ませながら、狭い通路を進んでいく作品

yokohamaart-08大さん橋国際旅客船ターミナルに設置されているH BOX。エルメスがプロデュースしている移動型の映像ボックス。8つの作品を上映

前衛アートは、きれいな絵画などとは違い、一見なにを意図しているものかがわからないものが多いかもしれません。これを理解しようとすると難しい部分があるのですが、日頃見慣れないものを目の当たりにすると、日常使わない脳の部分に電気ショックを与えたような刺激を受けることがあります。この体感を得られただけでも現代アートを見る価値があるのではないかと思います。

日常脳に"一体なんだろうこれは"という思考を科してみてもいいのではないでしょうか。ビビッといい刺激が受けられるかも。

横浜トリエンナーレ公式サイト
・開催日時:2008年9月13日(土)~11月30日(日)10:00~18:00 ※三溪園会場は17:00まで
・入場料:一般1,800円、大学生1,300円、高校生700円、中学生以下無料

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