本では学べないことを学べる情熱写真塾
2016/07/26
情熱写真塾が2010年から本格スタートを開始しました。
これまで瀬川陣市が様々な場所で撮影講座を担当してきた経験を活かしつつ、写真で表現するにはどのように取り組んだらいいのかをわかりやすく伝える目的で始めたのがこの情熱写真塾。
では、その講座はどのように行われているのかを少しご紹介しましょう。
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写真表現への入り口としての講座
志縁塾での情熱写真塾のひとコマ。課題の写真発表する受講生の方。自分が撮った写真を他人へ向けてアピールし、見た人からのレビューを受けることで自分の作品が浮き彫りになっていきます。
情熱写真塾では、単にカメラの使い方やお手本となる写真のパターンを撮ることだけを目的にはしません。なぜなら、これはわざわざ講座に出向かなくても本などに書かれてあることを試せば出来てしまうことだからです。
明るく撮るにはどの機能を使うか、背景をボカすにはどうすればいいのか、等々はネットで検索すればほぼやり方はわかります。
カメラの使い方や写真の写り具合も誰かから教わったほうが身に付くのは早いかもしれません。だけどこれは誰に教わっても結果は同じ。
誰が教えても結果が同じになることをあえて受講者を募集してまで教えようとは思わないわけです。
写真の楽しみ方はいくつかあります。カメラを手にして初期のころは、ともかくきれいに撮れ、撮りたいように露出を自分でコントロールできることが楽しい時期です。写真歴が長くなってもこの段階で楽しむ方も大勢います。これはこれで有意義な写真趣味のあり方です。
さらに着眼点を変えると、写真撮影を表現として使うこともできることに気がつくことがあります。自己表現のひとつの方法です。
絵画や他のアート手法で自己表現をしてきた方にとっては、カメラの使い方さえ覚えればすぐに表現した作品を撮ることができるでしょう。
しかし、まったくこれまで表現するものを作ることをしたことがない方にとっては、カメラだけ渡されて、自己表現してみてくださいと言われてもたいていは困惑するはずです。
最初は、表現するということはどういうことか、どんな写真を撮っていったらいいのかなどイントロダクションの部分は誰かに導いてもらう必要はあります。
その写真表現の楽しみ方の糸口をレクチャーするのが情熱写真塾の基本姿勢です。
ライブならではの生で伝わる内容
情熱写真塾の講座は、毎回課題となるお題を提出して次回の講座までに撮影してもらい作品をプリントアウトまたは画像データで提出し発表してもらいます。
発表時には、その作品を撮った意図やテーマなどを述べてもらい、ほかの出席者から作品に対してのレビューをもらいます。
自分の撮った作品に対してレビューをもらうという部分がこの講座のポイント。これは実際に講座に出て作品を出した者にだけ得られるいわば体感して覚えられる部分。ライブの講座でないと学べないことを重視しています。
提出される作品によってその日の講座の内容も変わるので二回として同じ内容にはならないのもおもしろいところです。
写真の表現方法は様々です。アプローチ方法の糸口となる部分を見つけてもらうのが情熱写真塾の大きな目標としています。
Jun-21 2010 Up
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