キューバの車はいまのうちに撮影
2016/07/20
キューバとアメリカが国交正常化交渉とのニュースが飛び込んできて世界中の人々を驚かしました。
最初にこのニュースを聞いて頭によぎったのが、キューパの車が刷新されてしまう、ということ。
この意味を説明すると、キューパはアメリカと国交を断絶するとともにアメリカ側から経済封鎖をされていて、西側からの物資が届きにくい状況になっています。
その影響のひとつが、自動車。アメリカとの国交にかかわらず、キューパでは自動車購入は許可制。その影響もあってか、キューバではいまでも1950-60年代に製造されたアメリカ車などが街中を走っています。
すでにクラッシックカーとなっている車が現役で街中を走る様子は、自動車にあまり興味がない方でも目を引く光景なはず。そんな古い車が行き交うキューパの街にいると軽くタイムトリップしたような感覚に陥るほど。
それがアメリカと国交正常化になればいずれ新しい自動車に変わっていくのは自然の流れ。ということが、このニュースを聞いて最初に思い描いたことでした。
しかし、調べてみるとキューパの自動車購入の許可制はすでに2014年1月に半世紀ぶりに解除されていました。いまにして思えば、すでにアメリカとの国交正常化を前提にした動きのひとつだったのかもしれません。
平和裏に国交を持つ国が増えるのは喜ばしいこと。これも時代の流れのひとつであることは間違いないでしょう。
国交が回復したからといってキューパの状況がいきなり変わることはないでしょうけど、クラッシックカーの数は少なくっていくことは確実。この古いアメ車が走るキューパの姿を撮れるのもいまのうちかも。もし興味があるのであれば、早いうちに訪問してみてはいかがでしょうか。
キューバでは、私たち日本人が歩いていても道行く人々が「オーラ (スペイン語でこんにちはなどの意味)」と気軽に声を掛けてくれます懐が深く、陽気なキューパを体感するとともに西側と断絶していた半世紀のままの姿を見れるチャンスはいまかも。
Dec-19 2014 Up
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