瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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デジタル IT

デジタル時代のフィルムカメラの使い方

2019/02/04

デジタルカメラ全盛の現在、フィルムカメラはどのようにしてますでしょうか。
いまだにコンパクトカメラなどを含めて、1台はフィルムカメラを持っている方は多いことでしょう。
いまではデジカメしか使わない方も多いと思いますが、フィルムカメラのこれからの使い方について少し探ってみましょう。

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巷はデジタルが主流です

digiera-01瀬川が持っているフィルムカメラの一部です。デジカメをメインに使ういま、フィルムカメラはどうしたらいいのでしょうか。

今は、デジカメが主流はゆるぎない事実です。カメラ販売店に行ってみれば、それは一目瞭然です。

デジカメ売り場とフィルムカメラの売り場を比較してみれば、その差がわかります。デジカメの一割にも満たないほどしかフィルムカメラのコーナーがないかもしれません。
撮ってすぐに画像が見れて、レタッチして好きなように撮った画像も加工が出来て、データなのでランニングコストもあまりかからないと来たら、これは誰しもデジタルに以降します。当然の流れです。

技術の進歩によって変わる世の中に反抗する理由はないです。もちろん理由がある方がいても不思議ではないですが、それはそれぞれの価値観ということで、尊重いたします。
デジカメが主流になってしまって余るものが、フィルムカメラです。レンズは、デジタル一眼に応用できたりするのでまだいいのですが、ボディに関しては、どうにもなりません。きっと同じように最近はあまり活躍しないフィルムカメラをカメラバックにしまったままの方は少なくはないことでしょう。

デジカメの便利さによって失っていること

撮った写真がすぐに見られて、フィルム・現像代のようなランニングコストがかからないデジカメで気軽に撮れることは本当にいいのでしょうか。
気軽に便利という裏には、なにか失うものがあるということが世の常です。では、デジカメの便利さの裏でなにを失っているのでしょう。

かくいう瀬川もいまでは、ほとんどがデジカメで撮影しています。ある意味、気軽に撮っています。
そんなときに、ピンホールカメラの撮影を行いました。ピンホールカメラは、もちろんフィルム装てんです。そして、撮影するのも露出を目安ではかりシャッタースピードを決めます。原始的な撮影方法です。

でもピンホールで構えているときに、ハッと思い返したのです。写真を撮るってこういうことだったよなぁと。
デジカメですぐに画像がチェックできて、露出コントロールも簡単に出来てしまう、そんな状況に慣れてしまった状態だけに、ピンホールカメラの撮影のときにある「気付き」があったのでしょう。

撮影するときの腰の入れ方と言ったらいいでしょうか、そういったものがとても軽薄になっていたことに気がついたのです。やばいことです。

ピンホールカメラでの撮影についてのレビュー記事はこちらです。

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いまだにフィルム愛好家は多い

そんな中でも、フィルムを使用する写真家はことのほか多いのです。
多くは、フィルムからできるプリントの表現性を求めての方などです。

デジカメの画素数もあがってフィルムの表現力に限りなく近づいたとはいえ、やはりそれは別のもの。表現性を求める方にとっては、フィルムは大事なツールであることには変わりないわけです。

フィルムが好まれる理由についてアナログファンでも紹介しています。

フィルムカメラに関するものが今後新たなものが開発されたりはしないでしょうか、写真作品を作る上でのツールとして残っていくことになりそうです。
さらには、トイカメラがいま大流行です。トイカメラの多くは、フィルムを使います。デジカメの絶対数から比べれば、微々たる数量でしょうが、あらたなフィルムユーザー層も出始めているのは、明るい兆しです。

ユーザーの数は少なくなっても、こだわった方が使うものとしてフィルムは、残っていくのでしょう。

デジカメの便利さとのバランスを取るのに使ってみる

そこで、デジカメメインユーザーのフィルムカメラの使い方として、このようなものを提案してみます。

デジカメで、便利になれてしまった姿勢からバランスを取るために、定期的にフィルムカメラで撮影する機会を作ってみる。

定期的にフィルムカメラで撮影することで、今からみれば「不便」と感じる撮影を行えば、気がつくことは多々見つかるのではないかと思うのです。きっとその時々で感じることは違ったものになるでしょう。それもきっと楽しいものになるのかもしれません。

もちろん、デジカメに完全意向してしまってフィルムカメラに見向きもしないと決めてしまっているのならこの限りではありません。
デジタルとアナログの融合は、どこの分野でもバランスの取り方法を見つけることが大事なポイントなのでしょう。

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