スキャナーはホコリに気をつけて
2019/02/14
銀塩時代から写真をやっている方、現在でも使用している方は、画像をデータ化するためポジやネガをスキャナーで読み取る作業が必要です。
このスキャナーで読み取るときに気をつけたいのがホコリ(埃)やフィルムの扱い。
ポジ、ネガをスキャンするときに気をつけたい基本的な作業方法をご案内します。
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編集手袋とブロワーは必要
フィルムの保護とホコリを吹き払うのに、編集手袋とブロワーは揃えたい備品。
フィルムをスキャンするときに、ふたつのことに気をつける必要があります。
ひとつは、フィルムの保護。直接指で触ると脂分などがフィルムに付着してしまいます。特にフィルムの裏面への汚れの付着には注意が必要。
フィルムを扱うときは、編集用手袋を使います。白い綿製のもので、カメラ店に行けば購入可能。
そしてもうひとつは、ホコリの除去。フィルム面やスキャナーのガラス面にホコリが付着していると、そのままホコリも読み取ってしまいます。小さなホコリは、吹き飛ばすのが最も手軽な除去方法。
そんなときに便利なのが、ブロワー。ゴム製で、膨らんでいる部分を押すことで、風を噴出すように出来ています。これもカメラ店で購入できます。
スキャナーの埃除去も便利だけれど
スキャナーに装備されている埃除去機能の設定画面。しかし、どんなホコリでも除去してくれるものではありません。
最近のスキャナーには、「埃除去機能」というものが搭載されているものがあります。その名の通り、スキャンしたときに一緒に読み込んでしまったホコリを除去してくれるもの。
小さいホコリなどは除去してくれても、大きめのものとなるとさすがに除去はされないようです。補助程度に使用するのがいいようです。やはり、ホコリのケアはしっかり自分でやるのが一番です。
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スキャンするまでの流れ
それでは、フィルムをスキャンするまでの流れをポジフィルムの例で流れを見ていきましょう。
まずは、スキャナーのガラス面をきれいにします。ここが汚れているとスキャンするものすべての上に汚れが載ってしまいます。使用中も汚れた場合は、適時に拭き取るようにします。
スキャンするフィルムを取り出します。この段階から編集用手袋は着用です。ポジ、ネガともに直接画像面に指を触れないようにします。
ポジの場合マウントの両面のホコリをブロワーを使って吹き払います。終わった後にもホコリが載る場合もあるので、何度も注意して行います。
ホコリを取り除いたことを確認したマウントをスキャナーにセットします。
スキャナーの作業は細心の注意を払って行う必要があります。かなり精神的に疲れる作業かもしれませんが、やはり画像にホコリが付いてしまっては、元も子もないのでここは慎重におこないたいところです。
瀬川が日常使っているスキャナーは、エプソンのGT-F670。フィルムスキャナー専用ではないのですが、ポジマウント、フィルムをセットするカートリッジが標準装備されています。たまにフィルムの画像を読み取らせて、ウェブ使用する程度なら十分に使えるスキャナーです。
みなさんもスキャナーでフィルムを読み取るときには、ホコリに気をつけてきれいな画像を取り込んでください。
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