ミリメシを撮る
2019/02/20
「ミリメシ」、聞いたことありますか?ミリタリー(軍隊)で出される食事を雑誌で特集する際に付けられた言葉で、軍隊食のことを指します。
なかなか本物のミリメシを食べることは出来ませんが、自衛隊の戦闘糧食を開発し続けるメーカーから簡易のミリメシが発売にされました。
早速このミリメシを撮りながら試してみました。
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ミリメシは保存食でもある
ミリメシの特徴は、どこででも食べられるようパッケージされていること。軍隊では、場所を問わず食事を摂らなければなりません。それも冷めたものばかりでは士気が下がってしまいます。暖かく栄養価のあるものを短時間で用意して摂る、これらがミリメシの特徴といえるでしょう。
つまりこれは一般でも保存食として利用できるものです。製造日より3年以上の賞味期限があり、災害時の保存用にも最適です。
今回は3種類のミリメシが発売されました。その中から、ミリメシ[カレーライス]を選んでみました。
ミリメシ、カレーライスのパッケージ。これで一食分です。イラストにある米兵(?)もカレーライスを食べるのかは疑問
パッケージの内容物です。ごはん、ビーフカレー、発熱剤、発熱溶液、レンゲ、ウェットティシュ。パッケージが入っているビニール容器も使用します。
作ってみる
では、早速このミリメシのカレーライスを作ってみましょう。
まず内容物をすべて取り出した後、パッケージが入っていたビニール容器を使い食品を温める仕組みです。
まず発熱剤を袋から取り出します。
パッケージになっていたビニール袋を容器にして、発熱剤を底に敷きます。
発熱剤の上にごはんとカレーのレトルト容器を縦に設置します。
容器に設置が完了したら、その中に発熱溶液を投入します。溶液が発熱剤に浸み込むとすぐに発熱し始めるので倒れないように注意が必要です。
発熱剤に溶液が浸み込むとブツブツと煮立ち始めます。当然熱くなります。
ビニール容器のチャックをしっかり閉めこのまま30分待ちます。はるか昔に「3分間待つのじゃぞ」と有名なフレーズを残したレトルトのCMがありましたが、3分ではなく30分です。食べ始める時間から逆算して容易しておいたほうがいいでしょう。
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問題の味は、これがなかなかグッド!
30分後、わくわくしながら容器を取り出します。熱さはピークを過ぎていて、レトルト容器を手にしても触れる熱さです。
あとは、ごはんのパッケージのふたをとり、カレーのルーをかけていよいよ食べることが出来ます。
ごはんの上にカレーのルーをかけて出来上がりです。ごはんの容器が小さいのでカレーのルーは分けてかけるのがよさそう。
ミリメシ、カレーライスの出来上がりです。味はこれが意外といっては失礼かもしれませんが、なかなかおいしいカレーでした。
このカレーライスは、ごはんとルーともレトルトとしてはとても美味です。軍隊食というと、おいしいものを食べているというよりとりあえず栄養を摂っている程度のイメージがありましたが、これはそんなイメージを払拭してくれました。
ちなみに瀬川は、昔に韓国の板門店をツアーで訪ねた際に軍の施設でミリメシを食べたことがあります。そのときはお世辞にもおいしいとは言えない味でしたけれども。
ミリメシ、一般人は戦闘に出るわけではないので、軍隊ではこれを食べているのだよというネタ振りで、アウトドアシーンで楽しんだり、非常食として備蓄しておくのがいいようです。
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