いま「県民手帳」がおもしろい
2016/09/13
福岡県民手帳。500円で県内で販売されている。
年末近くになると書店や文具店では来年の手帳が並び始めます。手帳人気への注目度は年々上昇。ビジネス仕様が中心ですが、自己啓発系や趣味系のコンテンツを軸にした手帳なども目にするようになりました。
手帳が単なるスケジュール管理をするものから自分仕様の日記型コンテンツ帳のようなタイプとしての認知も広がってきました。「ほぼ日手帳」がそのパイオニア的存在としても知られています。
そんな百花繚乱な手帳ワールドの中、一見地味ながらお勧めしたい手帳があります。
それは「県民手帳」です。
(正確には都道府県手帳と書くべきですが、ここでは「県民手帳」と表記します)
「県民手帳」とはその名の通り各都道府県が県民に向けて作っている手帳のこと。制作は県内のデータをとりまとめる統計協会が出しているものが多いようです。
「県民手帳」は資料編の別冊がついているものが多い。このコンテンツが強み。
この「県民手帳」の特徴は各県のデータやイベントをとりまとめているところです。
手帳本体とは別に資料編となる別冊がついているものが多いです。例えば福岡県民手帳では、本体とは別に市町村のデータブックと資料編のデータブックの合計3冊で構成。
手帳本体では、毎月の初めのページにその月に県内で行われるイベントや祭りなどの予定がまとめられています。
このように見てみると「県民手帳」はその県のデータブックでもあることがわかります。ご贔屓の県があるひとにとっては便利なコンテンツがてんこ盛りなのです。
筆者はスケジュール管理は一般の手帳を使い、資料として「県民手帳」を持つというスタイルで活用しています。使い方を広げれば一年間で使う手帳は一冊に絞る必要はないということです。
スケジュール管理するだけが手帳の使い方ではないとすれば、ジャンルごとに複数の手帳を使い分けるという楽しみ方もありではないでしょうか。
そして、なにより嬉しいのが値段が安価で設定されていることが多いことです。
「福岡県民手帳」の場合は、一冊500円です。利益を大きく乗せてこない行政機関の制作だからこそできるこの価格設定には拍手です。
今年は好きな地域の「県民手帳」を別冊手帳として手に入れてみるのもありです。
Nov-12 2015 Up
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