明和電機ナンセンスマシーン展 in長崎を撮ってみた
2018/10/11
長崎くんちを見にいくため前日から長崎に行くとこんなポスターを見つけた。おっ明和電機展があるんだ、しかも今日から開催!時間もあることだし見にいこうと。そんな軽いきっかけで長崎県美術館まで足を運んだ。
そもそも明和電機を知ったのは90年代に放送していた「たけしの誰でもピカソ」の番組で見たことだったような気がする。過激だけどどこかコミカルなユニットだったのですぐに興味を抱いてメディアに出ているときにはチェックしていた。そのあと、兄弟ユニットだったのが弟のピンでの活動になったり会場入り口にも飾られているオタマトーンの発売などある程度の動きも知っていた。だけど今回のような明和電機のライブや展示会などには行ったことはなかった。それだけにどんな展示なのか楽しみだ。
こちらの展示物はすべて撮影は動画も含めてOKとのこと。というよりバンバンSNSなどで拡散してねという方針のようなので気兼ねなく撮影させていただいた。
おおっー懐かしい明和電機の初期のころというか、明和電機といえばこれといった楽器たちが並んでいる。
明和電機というユニット名は、彼らの父上が経営していた会社名から取ったものというのは聞いていたのだが、その父上が独立する前に勤められていたのが新明和工業だったことはこの日初めて知った。そうか、新明和から明和電機になったのか・・。ちょっと物知りになった気分。
兄、正道氏の人形。すこし神経質っぽい感じなのはテレビからも伝わっていた。弟の信道氏とユニットでデビューしたが、ほどなく脱退(正確には定年退職というらしい)。しかし、現在は会長職という座にいるとのこと。
壁一面のサバオ。とても怖い。明和電機の作品には気を引き締めて向かわないと危険だ。それくらいパワーのある作品が攻めてくる。
今回の展示物を見ていてもスタンスは前衛なのがよくわかる。やりたいことは前衛なのだけど、しっかりマスに向けた品づくりをして会社運営をするコンセプトということが展示会の説明にも書かれてあった。これはとても参考になる運営方法だ。商品展開を通して明和電機の芸術を広めこの活動を「アバンギャルド」ととらえているとのこと。
これはウケ-テルといって時報に合わせて上から針が落ち、下に泳ぐ金魚に運が悪ければ刺さるという作品。シュールだがそんな運不運はみんなが背負って生きているということを表現したのか?
デフォルメされた人形ではこんなにかわいい作品だが・・・
リアルにはこのような代物になる。エンジンで駆動するナイフのついたアゴがメスをかみ砕くというもの。メスに対してなにかあったのか、信道氏よ。
明和電機のダンサー、パンチくんとレンダちゃん。台湾の屋台で買ってきたそうだ。ライブではとても活躍する。
たぶん明和電機を初めてテレビ見たのがこのパチモクだったはず。よーく見ていると、すごいものを見つけた。
それはポール牧師匠のサイン。指パッチンで一世を風靡した今は亡きポール牧氏に書いてもらったのだろう。そんな明和電機にとってもお宝な作品も展示されている。
明和電機の社訓が「やったもんがち、とったもんがち」だそうだ。活動方針は「やりにげ」とのこと。
開催初日ということもあり、社長自らの商品説明会が会場で行われた。そのときに歌った明和電機の社歌は動画でどうぞ ↓。
商品説明会ではオタマトーンの販促を行っていた。とても楽しめ刺激にもなった展示だったのでオタマトーンをひとつ購入。もれなく社長のサインもいただけた。価値あるオタマトーンだ。少し練習しようと思う。
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