瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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大石芳野写真展 × 「BOWIE KYOTO SUKITA」鋤田正義写真展

久しぶりに京都に行く機会がありました。この日京都では行きたかった二つの写真展に足を運ぶことができました。大石芳野写真展と鋤田正義写真展をご紹介します。

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大石芳野写真展 「それでも笑みを」ライカ京都ギャラリー

まずは祇園にあるライカギャラリー京都で開かれている大石芳野写真展に行ってきました。東京と京都のライカギャラリーでそれぞれ異なるタイトルの写真展が開かれているものです。東京の写真展は「さとうきび畑からの風」、京都では「それでも笑みを」のタイトルの写真展。どちらも2021年5月30日までの開催です。

祇園にあるライカ京都店。ライカと聞くだけで背筋が伸びますが、祇園の真ん中にあるということでさらに敷居がより高くなった感もあります。私も写真の師匠からは「写真家になりたいのならライカを買いなさい」と言われたのを覚えています。そしていまだにきちんとしたライカは買えてないのが悔しいです。

ライカ京都店は1階はショップで2階がギャラリーになっています。2階を上がったところに写真展の挨拶プレートが掲げられています。

大石さんとは、某写真コンテストの審査員を一緒に務めさせていただいていて今回の写真展もメールでご案内をいただいていました。いつも優しい大石さんですが、作品を見るとどれもピンっと緊張感があります。大石さんの写真に対する姿勢がそのまま写っている現われですね。

こちらは会場で配布されていた写真展のリーフレット。戦場など厳しい場所で暮らしている女性や子供たちの笑みを写し取った作品です。写真からは様々なことを考えさせられる想いを受けました。

時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展

そしてもうひとつ見に行きたかった写真展が「時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA」です。京都が好きで何度も訪れていたというデヴィッド・ボウイを京都で撮影した写真と改めて現在の京都を撮った写真の組み合わせた内容です。

会場は京都駅に隣接している伊勢丹内にある美術館「えき」KYOTO。京都駅に戻り、美術館のある7階まで上がります。

この写真展は、2021年5月5日までの開催予定。しかし、このときすでにコロナによる緊急事態宣言がまた発令されるかもしれないというニュースか流れていた頃。宣言されていまうと写真展も途中で中止になるかもしれないという危惧も多少なりとありました。しかし、通常開催している間に写真展に行くことができてひと安心です。

私は東京ドームでのデヴィッド・ボウイのライブにも行ったことがあり彼のファンです。惜しくも2016年に他界してしまったデヴィッド・ボウイですが、このような写真でまた再会できることは多くのファンも喜んでいるのではないでしょうか。

この写真展では、デヴィッド・ボウイが京都の市場や観光地ではない街中で撮られた写真を見ることができます。撮影した鋤田正義との長年の付き合いもあり、すっかり京都に溶け込んだデヴィッド・ボウイの表情はこちらの気持ちを和らげてくれるかのようです。この写真展だけは京都で見ることに価値がありますね。いま写真を見ているこの地にデヴィッド・ボウイも滞在していた、そう思うとまた違った感情もこみ上げてきます。そして作品を見ると改めてデヴィッド・ボウイの曲を聞きたくなるのでした。

この写真展の作品をまとめた写真集はこのときは既に完売で入荷待ち状態でした。ただ写真展では先行発売のようで写真展開催後には一般発売されます。写真展に残念ながら足を運べなかった方はぜひ写真集で京都のデヴィッド・ボウイをご堪能ください。

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