食材を撮ろう
2019/02/01
食べ物の写真というと、どうしても出来上がった料理の写真を思いがち。ですが、調理する前の食材としての写真も撮っておくと後々に役立つことがたくさんあったりします。
手を加える前の食材も被写体としては、とてもおもしろいものです。
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野菜はそのままの姿が美しい
たけのこを取ってきた状態での写真。皮をむく前など、野菜そのものの姿での写真も撮っておくといいですね。
野菜は皮をむいたりして食べるものがほとんど。スーパーなどでは、調理する直前の状態に加工されているものもあります。でも、出来れば野菜本来の姿で写真は撮っておきたいところですね。
魚なども加工されて切り身になっているのものがほとんどなので、最近のお子さんのなかには、魚はもともと切り身だと思い込んでいるという笑えないような話もよく聞きます。魚なども出来るなら、調理する前の魚としての姿で撮っておくと、「あの魚がこんなきれいな料理になったのか」と感心できたりもします。
食材を撮っておくと、自分が後から、あの食材ってどんな色で形だったのか思い出すのにも好都合だったりします。レシピの手順写真を撮る前に材料の一覧の写真なども撮りますが、そのときもできるだけ原型に近い形で撮っておいたほうが役立つことがあります。
静物写真の題材としても野菜など食材はよく用いられます。なにも調理する前にバタバタと撮影するだけではなく、じっくり腰を落ち着けて撮るのにもいい被写体なのです。
加工されたものは、そのままで
お肉などは、"原型"を撮るのは、難しいので、パックになっている状態など買った段階で撮っておくといいでしょう。
そうかといって、牛肉、豚肉など肉類は、"原型"を撮るために牛やブタを撮影できる状態にはなかなかなりませんね。そういうときは、買ったときの状態で写真におさめておくといいですね。
肉も部分によって形状などがちがったりするので、たまにしか使わない部分であれば、あとからどのようなものであったかを知るのにも便利です。
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摘みたては新鮮
食材にする野草などは、摘みたてのところを採った場所などで撮影しておくとどんなところで採れたのかもわかりいい記録にもなります。
野草などを食材にするために摘み取ったりする場合、ぜひその場所などもわかるように撮影しておくといいでしょう。どういったところにその野草が生えていたかなどが後から参考にできたりします。
それ以上にその摘み取ったときの思いなどがよみがえってきたりして、また行ってみたいと思えたりすることもありますから、ただの記録的写真として撮るのではなく、自分の思いいれも入れ込んだ写真に仕上げるといいですね。
都市型生活をしていると、まず野草を採って食べるなどという機会には恵まれません。それでもアウトドアに遊びに行ったときなどには、ぜひケータイカメラか小さなカメラを持参してその収穫したものなども撮っておくと後々にいい思い出の写真になります。
食材はなかなか撮影しようとは、思わないものですが、改めて撮っておくと、その時の料理の味や起こった出来事やそのときに一緒にいた人などたくさん思い返すものがあるおもしろい被写体です。
著書『デジカメ撮り方便利帳』は初めてデジカメを使うビギナーからミドルユーザーまでを対象に、デジカメの使い方や被写体ごとの撮り方がわからないときにさっとポイントを知れるように名称、項目いろんな角度からサッと引き出せる字引のようなガイドブックです。こちらもご参考にどうぞ。
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