東京ミッドタウンをゆく 2007年4月
2019/02/04
2007年3月30日にオープンした、東京の新しい複合都市、東京ミッドタウン。
港区の防衛庁跡地に建てられました。東京ミッドタウンは、ショップ、オフィス、ホテル、美術館などによって構成されている新しい都市空間。
早速、桜の咲く時期にオープンしたミッドタウンに行ってきました。ミッドタウンのレポートとともに、都市風景写真の撮り方のサンプルとしてもご覧ください。
東京ミッドタウン、六本木にオープンしました。
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アートのあるところ
ミッドタウンの周辺には、いくつかのアートワークが点在しています。まず、地下鉄六本木駅からミッドタウンに入る際にお出迎えしてくれるのが、イタリア在住の彫刻家・安田侃(かん)のオブジェ「意心帰」。
大きな白い石でできたオブジェですが、丸みあるオブジェがとごか安心感を与えてくれます。都心にいる緊張感をやわらげてくれるのが目的なのかとも感じました。きっと待ち合わせ場所になるのでしょう。
地上に上がれば、一転黒いブロンズのオブジェ、「妙夢」があります。「意心帰」と対になっているのでしょう。天と地に置かれているところにもその意図が垣間見れます。
六本木駅からミッドタウンにつながる地下にある、安田侃(かん)のオブジェ「意心帰」。
地上にあがると、同じく安田侃のオブジェ「妙夢」があります。
ガーデンのあるところ
ミッドタウンは後方をぐるりと公園で取り囲む設計になっています。都心の高層ビルと聞けば、とても乾いた印象しか受けないのですが、それを見事に覆してくれるのが広々したミッドタウン・ガーデン。
ガーデンテラスからもこの緑を眺めながらティータイムなどを楽しめるようになっています。
ミッドタウン・ガーデンを望む、ガーデンテラス。ガーデンでくつろぐもよし、テラスでお茶を楽しむのもよしです。
広々としたミッドタウン・ガーデンは、檜町公園につながっています。檜町公園とは、荻藩・毛利家の庭園だったところ。庭園だった場所を公園としただけに眺める風景もきれいです。
陽気がよい日には、ここでお弁当を食べるなど、都心でのピクニックをする人たちで賑わうのでしょう。六本木にこのような落ち着ける場所があるというのは、本当に嬉しいですね。これまで六本木の喧騒を避けてきた人も訪れることが多くなるかもしれません。
広々とした緑がきれいなミッドタウン・ガーデン。この後方に檜町公園が広がります。
ミッドタウン・ガーデンにもアートワークがあります。フロリアン・クラール作の巨大アートオブジェです。
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竹の生えるところ
ショップなどがあるのが、ガレリア。訪れる方の多くはこちらのガレリアがお目当てになるのかもしれません。
3層の吹き抜けになるアトリウムからは、ミッドタウン・ガーデンを一望できます。ここから見るガーデンは写真を撮るにもいい風景になるように考えられています。きっと撮りたくなるシーンです。訪ねた際はぜひ一枚撮ってみてください。
アトリウム3Fから見た、ミッドタウン・ガーデン。ミッドタウンの代表的な風景のひとつになることでしょう。
そして、ガレリア内には、竹が植え込まれていて、訪れる人たちを癒してくれます。和の風景でもあり、自然との調和をコンセプトにしているところは時代にもマッチしています。竹林がある空間にいるのは、居心地がいいものでした。
ガレリア内に植えられた竹林。月並みな言葉ですが、癒されますね。人間には緑は必要です。特に都心のコンクリートで囲まれた空間には。
ガレリアを後にし、地下鉄に戻ろうと外に出ると、とても高いガラスの天井のある広場、プラザと呼ばれる場所に出ました。ここもまた天井が高いだけに気持ちがいい空間です。人混みの中を歩き、若干疲れた気分を吹き飛ばしてくれました。
高い天井のある吹き抜けの空間、プラザ。ガレリアで疲れたときに、気分一新するにはいい場所。
東京ミッドタウン、ザッとひと回りしてきただけですが、これからいろんなシーンで訪れてみたいというイメージがわいてきました。まずは、親しい人たちとガーデンでお弁当などを持ち寄ってのランチは楽しそうです。
また、写真を撮るにも、ポイントとなる場所も多くあり、都市風景、被写体となる人を連れてのロケなど撮影ロケーションとしても使える場所です。
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