JAL機体整備工場見学会
2016/08/03
いまJALと聞けば、2010年1月に経営破綻した後の今後の行方が気になるところ。そんな時期に羽田空港でのJALの機体整備工場見学会がリンクシェア主催で行われることになり、参加させていただきました。
新たなリスタートを切ったJALの現場の雰囲気がどのようなものか、それが少しでも感じられることを期待しつつ、参加してきました。
今回は、通常の整備工場の見学コースに加え、一般公開していない客室訓練部の見学もできるとのこと。
この見学会の様子を撮影した写真でご紹介していきます!
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現場スタッフの同行での見学会
今回の見学会が特別なのは、現場のスタッフが同行してくれながらの見学というところ。
現役の整備スタッフ、パイロット、客室乗務員が同行というなんとも贅沢な見学会となりました。
同行してくれるスタッフからのご挨拶。現役の各スタッフが同行しながらなので、生の現場の声を聞くこともできる見学会
実際に機体見学に出る前にまずは、整備スタッフから飛行機の整備についての説明を受けます。細かく飛行機が整備に出される割合やどのような整備を受けているのかを教えてもらいました。通常の見学コースではビデオ鑑賞で解説しているとのこと。
ここまでが見学前の座学。そして、いよいよ飛行機が整備されている格納庫へと向かいます。
まずは重整備のM1ハンガーへ
先の飛行機整備の解説によると、飛行機の整備には、T、A、C、Mという段階に分けられているとのこと。
そのうち、M整備と呼ばれるのものは、オーバーホールに当たる整備で約一カ月かけて機体のあらゆる部分を整備します。このM整備も行っているMハンガーと呼ばれる整備格納庫を見学します。
最初に入るのがM1ハンガーと呼ばれる、重整備を行っている格納庫。機体はすでにラックで覆われています。
望遠レンズで寄せてみると機体がパーツごとに整備されている様子がようやくわかります
M1ハンガーからM2ハンガーに移動する渡り廊下で、管制塔についてキャプテンから直々に解説。
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M2ハンガーは飛行機が身近に見られる場所
重整備を行っているM1ハンガーと呼ばれる格納庫を見学した後は、日常点検整備をしている格納庫のM2ハンガーへと進みます。
ここでは、飛行機の間近にまで立ち入ることができます。そのため危険防止のためヘルメットを着用して見学します。
M2ハンガーに入った早々、大きな機体に思わずカメラを向ける見学者たち。ここに入った瞬間が最も感動するかも。
各見学グループごとに整備スタッフなどからの解説を受けながら見学
女性整備スタッフからタイヤについての解説を受けます。飛行機のタイヤはすり減ってからリペアして数回は使用するとのこと。
格納庫の出入り口で滑走路に走る飛行機を見学中風景。
格納庫の入り口から間近に離着陸する飛行機を見られるのは、この見学コースのクライマックスともいえる部分。
格納庫の入り口から見たJAK機の着陸シーン。真横から見る着陸風景は圧巻!
数年後にはJALからすべて売却される予定の747-400。隣にいたCAさんが「ジャンボは働きやすい機体で、機体の形もきれいでとても好きなだけになくなるのは残念です」と語っていたのが印象的。
飛行機の格納庫がいかに大きいかがわかるワンショット。
飛行機のもうひとつの顔を見せてくれる格納庫。飛行機の大きさを肌で感じたい方はぜひ一度見学してみてください。
ここまでの見学は、一般の 機体整備工場見学コースとほぼ同じものになります。見学の申し込み方法は下記のページにて。
今回の見学会はここでは終わりません。
この後、フライトアテンダントの客室訓練部へと進みます。その内容は、「JALキャビンアテンダント客室訓練部見学」でご覧下さい!
Feb-14 2010 Up
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