日本海軍と米海軍の双眼鏡の画像比較結果が凄いことに
アニメ「この世界の片隅に」の舞台にもなった広島県呉市にある海上自衛隊史料館、通称「てつのくじら館」に第二次大戦時に日本海軍潜水艦と米海軍潜水艦で使用されていた双眼鏡が設置されていて、その双眼鏡を覗き比べることができるようになっています。写真を撮るものとしては大戦時の双眼鏡の見え方はどれくらいのものなのかとても興味があるところです。
これが日本海軍の潜水艦に装備されていた双眼鏡。伊400型潜水艦の双眼鏡で倍率は22倍と表記されています。
そしてこちらが米海軍潜水艦が装備していた双眼鏡。初代「くろしお」の8倍双眼鏡と表記。「くろしお」で米海軍と同型の双眼鏡を使用していてその実機ということでしょうか。
さてでは、このふたつの双眼鏡から見た画像を比較してご覧ください。それぞれの双眼鏡の片方のレンズを通して撮影した画像です。
倍率が異なるため見える画像の大きさ、また双眼鏡は固定されているので見える対象物の違いはありますが、双眼鏡から見える画質の違いは明らか。日本海軍のものはうっすらぼやけて見えるのに対して米軍のものは波からの反射の粒まで見えるクリアのものです。双眼鏡ひとつにしてもこれだけの違いがあったことがわかります。
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