上野動物園のパンダ撮影の傾向と対策
2016/07/21
2011年2月に到着した新しいパンダのシンシンとリーリー。4月になり一般公開もされ、いまではパンダ目当てに上野動物園には多くの人が訪れています。
休日には長蛇の列になることもあり、パンダの姿を写真に撮るにはそれなりの準備も必要。そこで上野動物園でパンダを撮るときの状況を紹介するとともに写真を撮る時の傾向と対策を考えてみました。
スポンサーリンク
上野のパンダ撮影は手短に的確に
今回撮影にいった4月上旬には、上野公園の動物園前には、すでに列ができたときに備えての仕切りがされていました。これはパンダ目当てで多くの方が入場することを見越してのもの。パンダ人気が続いている間は、この仕切りは設置されているかもしれません。
上野動物園前にできた入場する際の仕切り柵。人出が多い時はここに多くの人が並ぶ模様。
上野動物園入り口では新しいパンダがお出迎え。
入場料金は、大人600円、小6までの子供は無料。入り口の自動券売機にて入場券を購入します。
入場して右側に行くとパンダ舎があります。
パンダ舎の並びは3列に分かれています。一番手前は車椅子などハンディキャップがある方用、真ん中は小学生以下のお子さんと一緒の方用、一番後は中学生以上の大人のみでの観覧の方用となっています。
パンダ舎の列の途中にある「フラッシュ撮影禁止」のお知らせ。事前にカメラのフラッシュを発光禁止モードに設定しましょう。フラッシュを光らせるとパンダが驚くのとストレスが加わるのを避けるためです。パンダの健康を守るためにもフラッシュ発光は控えましょう。これは他の動物に対しても同様なことです。
ようやくパンダとご対面。室内展示室にパンダいるときはここで見ることができます。後ろの大人用の列から広角レンズで撮るとこのような状況になります。皆カメラを指し出すので後ろからは隙間からレンズを向けるようになります。
パンダを単独で撮るには、望遠ズームをつかい寄せて撮ります。太陽光も遮られている室内展示室は、暗いので手ブレに気を付けて撮る必要があります。手ブレ防止機能をONにして、ISO値を高感度に設定しておくと手ブレが起こりにくくなります。事前にカメラの設定を行っておくのがお勧めです。参考までにこの写真の撮影データは、プログラムモード、ISO1000、F5.1、1/80秒。
混雑時には立ち止まらないで歩きながら見るようにと即されます。ゆっくり撮影している時間はあまりありません。このような状況でパンダを撮るには、出来るだけ手早く的確に撮るために前準備が大事になってきます。
天候がよいときなどは、こちらの野外展示室にパンダが移ることもあります。野外のガラス越しでの撮影なので、ガラスの写り込みを避けて撮るようにしたいところ。ただ、人が多くなると動きたいようにポジションも取れないでしょうから、レンズの角度を変えながら出来るだけ写り込みが少ない角度を探して撮るのがベストかも。
しばらくは新しいパンダ人気は続きそう。それまでは、今回紹介したような規制された状況で観覧し写真も撮るというスタイルになりそうです。カメラの設定を事前にしておくことがパンダ撮影を成功させるポイントになります。上野動物園に行く前日にカメラの取扱説明書を読んでおくのもいいでしょう。
- 当ページのリンクには広告が含まれています