上野のパンダを撮りに行く前に知っておきたいポイント
2016/07/21
上野動物園に待望のパンダが2011年2月21日に到着しました。やってきたのは5歳になるビリーとシィエンニュの2頭。3月末に一般公開予定ということで今からパンダを見に行くのを心待ちにしている方も多いことでしょう。
そこで上野動物園でパンダを撮影する際に知っておくとよいポイントを探ってみました。出かける前に読んでおくと役立つことがあるかも!?
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パンダ舎の半分は室内
上野動物園のパンダ舎は、入場して右手側に位置しています。日頃パンダが住んでいる部屋は室内展示室と呼ばれるガラス張りの部屋。観客通路を通りながらガラス越しにパンダを見ることになります。
この室内展示室の部分は、屋根で覆われていて、日中でも日差しは遮られることになります。
リニューアル前のパンダ舎の観客通路。屋根で覆われた観客通路を通りながら、ガラス張りのパンダ部屋を見る格好になります。
太陽光が入らないので少し暗い環境での撮影ということです。しかし、パンダの住む部屋は外光も取り入れられて、部屋にも照明が入るのがすべてが暗い環境というわけではありません。
ここで撮影のときに気をつけたいのがフラッシュを使わないというと。その理由はガラス越しで撮影するときにフラッシュを入れると往々にしてフラッシュの反射光が写り込むからです。また、多くの動物園での室内展示ではフラッシュ禁止になっているところがあります。それは動物を驚かせてしまいストレスになるからです。
室内展示室前の撮影では、フラッシュは発光禁止モードに設定しておくのがおすすめです。
リニューアル前のレッサーパンダがいた頃の室内展示室。リニューアル後は内装も一新され室内灯も完備されているようです。
レッサーパンダがいた頃の室内展示室。パンダつながりということで住むことになったレッサーパンダ。高級室にはどこか身分不相応な感じが笑えました。
フラッシュを使わず室内の明るさだけで撮影するときに気になるのが手ブレ。この手ブレを防ぐ方法は大きく二つです。ひとつは、感度を上げてシャッター速度を速くする。もう一つはカメラを固定するもしくはテブレ補正機能を使うという方法。
最新のデジカメは高感度対応になっている機種も多く、わずかな明かりでも手持ち撮影ができるように対応されています。ここでいう感度値はISO感度で表記します。数字が大きくなるほど高感度となり少ない光でも速いシャッター速度で感光できるようになります。しかし、デメリットとして高感度になるほど画質が粗くなります。
通常の撮影でISO感度設定はオートに設定しているのであれば、暗い場所での撮影は自動的に高感度撮影になっています。
ISO感度をマニュアル設定で撮っている方は、オート露出でシャッタースピードが1/60より下回るようであれば、ISO感度を高感度に設定して撮影するのがよいでしょう。
もう一つのカメラを固定するという方法ですが、パンダが一般公開されてしばらくは大勢の来場客が予想され、一脚を使っての撮影は難しいと思われます。なので基本としては手持ち撮影になります。
しかし、ひとつ応急的な方法があります。それは、近くにいる人の肩などを借りてカメラをそこに置いて固定して撮るという方法。知らない人の肩には置けないので、一緒に見に行った人に協力してもらうとよいでしょう。
屋外運動場ではいきいき動くパンダが撮れる
室内展示室の前を通り進むと、パンダの屋外運動場が見えてきます。ここは天気がよいときにパンダが外で遊ぶ場所。機嫌がいい時であればここで動くパンダを見ることができます。ここからは屋根はなく太陽光下で遊ぶパンダが見られます。
この場所は通常の野外撮影と同じ環境になります。ただし、ここも透明のアクリル板で運動所は遮られているので、フラッシュを使うと写り込みが入る可能性があります。
パンダが屋外運動場にいるときは、きっといきいきと動きまわるパンダの写真が撮れることでしょう。
パンダの撮るポイントはなんといってもあの愛くるしい仕草や動き。そして、パンダの表情をいかに取り入れるかといったところでしょうか。
下の写真は、神戸の王子動物園で撮影したタンタンです。ここでは、ガラスなどの仕切りがなく撮影しています。
入り口のへりにつかがる格好で座る姿勢になったところ。ちょっとした動きで見え方が変わるので動き方に注目しておきます。
のっしのっしと歩いているところ。表情もよくわかるようにとらえてみました。
上野の新しいパンダを見に行った際は、ぜひ可愛いパンダの写真を撮ってみてください。
Feb-23 2011 Up
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