結婚式は、感情を入れて撮ってみよう
2019/02/04
友人や身内の結婚式を撮る機会もきっとあることでしょう。
技術的に結婚式の撮影するポイントは、たくさんありますが、撮影するときの心構えが変わるだけでも写真は違ってきます。おすすめする結婚式写真を撮る時のスタンスのとりかたをご紹介。
結婚式に出席する間際に読んでいただいてもきっと効果があると思いますよ。
スポンサーリンク
気持ちの入れ方が写真に表れる
ケーキカットのシーン。一番輝いている表情を撮ってあげましょう。そのためにも二人に対してお祝いの気持ちを持って撮影に挑むのがいいかもしれません。
結婚式にも何度か出席していると、列席者が撮る写真のシーンは、だいたい決まってきます。
入退場シーン、キャンドルサービス、新郎新婦と友達などとのツーショット、ケーキカットなどはすぐに思い浮かぶところ。
最近では、ケータイカメラで撮る方も増えています。どのカメラで撮っても違いはないのですが、これらを撮るときにどのように撮ってますか?
基本的には、フレームに人物が入って写真に納まっていて、まぁまぁの表情に撮れていればOK、といった感じで撮られることが多いかもしれませんね。でもこのような撮り方で終始すると、なんとなく写っているという写真ばかりになっていたりしませんか?
もし、今まで撮った結婚式の写真を見ていまひとつ物足りないと感じているから、ステップアップできるチャンスです。
瀬川が撮影ガイドとしてこちらでも詳しく解説しています。
では、なぜ「なんとなくの写真」になってしまってるのか、その答えは簡単で、とりあえずカメラを向けて撮ってるだけなので、そのような写真になるのです。
じゃ、もっと満足する写真を撮るにはどうしたらいいのか、勘のいい方ならお気づきのことでしょう。そう、とりあえずカメラを向けることの逆をすればいいのですね。
具体的に言えば、新郎新婦の素敵だなと感じる表情のところでシャッターを切る、たったこれだけのことを心がけるだけでもきっと違う写真が撮れることでしょう。
素敵な表情を撮ってあげたいという気持ちは、相手に対して「おめでとう」という自分の感情の反映から起こるものかもしれません。もちろん誰しもが式に列席しているときには、お祝いの気持ちでいるのでしょうが、写真を撮るときも「きれいに撮ってあげるね、おめでとう」ということを心がけるのとそうでないときでは、撮り方ににも微妙に違いがでるのだと思います。その微妙な違いが大きな差になります。
瀬川も仕事で結婚式の写真を撮っていた時期がありましたが、もちろんその日に撮影する新郎新婦とは初対面。だけど、撮るときには、「今日はあなたたちの最高の写真を撮って差し上げます」と気持ちに言い聞かせて撮影してました。誰に習ったわけではないのですが、きっとそのほうがいい写真が撮れるのではないかと気付くようになりました。
すごく小さな変化だと思うのですが、それが後からその写真を見たときになにかを感じせるのではないでしょうか。
表情を選んでシャッターを
出来るだけ、撮る相手の表情を選んで撮ってみてください。どの表情を狙うかは、撮る人の感性の違いが出るところ。自由に選ばれたらいいでしょう。
ケータイカメラで撮るとシャッターを切る時にタイムラグが出るので、思ったところで撮れないかもしれません。なので出来ればコンパクトカメラなどタイムラグがなくシャッターが切れるカメラで撮ることが望ましいでしょう。
今まで、とりあえず人物が写っていた写真から、表情を選んで撮るということをするだけでかなりバージョンアップした写真が撮れるはずです。
そして結婚する相手に対して常に「おめでとう」の気持ちを添えてシャッターを切ればきっといい結婚式の写真が撮れることでしょう。ぜひお試しください。
著書『新・デジカメ写真術』は最低限の撮影のテクニックも網羅しながらも、場面ごとに応じたシャッターチャンスのヒントを大きく3つほどずつ紹介しています。
こちらもご参考にどうぞ。
- 当ページのリンクには広告が含まれています