瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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円高を活かしたカメラ購入術

2019/02/15

急激な円高になった2008年3月。経済に及ぼす影響は大きいものがあります。
しかし、通貨変動は、利用の仕方によっては物の購入にはメリットも生まれます。
円高時のカメラの購入について考えてみましょう。

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海外マーケットで円高差益をゲット!

円高差益の基本事項となる円高ドル安について、簡単に復習しておきましょう。

1ドルが100円のときを基準に考えてみます。

100円だったときから変動があり、1ドル90円になったとしましょう。

ドルを持っているアメリカ人からみると、これまで1ドル札を出して100円玉と交換できたのが、90円にしかならないことになります。
つまり、ドルの価値が安くなった、だからドル安です。

反対に円からみると、円の価値が高くなったわけですから、円高ともいえるわけです。
この為替変動の差益を利用して買い物を安くしてみようというものです。

日本とアメリカどちらでD300を安く買えるか

では、ニコンD300を例にして価格を調べるシュミレーションをしてみましょう。

価格comで、D300の値段を調べてみます。例えば、記事を書いている時点ではこのような金額になっています。

price-01D300の最安値の表示。値段は日々変動します。

ほぼ16万3000円台がこのときの最安値です。この金額より安いレートでドル表示されているところがあれば、D300はさらに安く買えるというわけです。
では、アメリカでの同様の価格比較サイトを調べてみましょう。

price-02アメリカの価格比較サイトでのD300のページ。

そして、気になる値段をチェックしてみましょう。

price-03アメリカの価格比較サイトでのD300の価格表。

この表でみると、1644.89ドルをつけているのが最安値です。
では、この約1645ドルという値段、1ドルあたりのレートで考えてみましょう。
1ドルが100円のときでは、100×1645=164,500円です。
ほぼ日本での最安値と同じくらいの値段です。

しかし、これが95円に円高が進んだレートでは、95×1645=156,275円になります。
5円の円高でD300をドル建てで購入するときに8225円安くなることがわかります。
円高になるに従い、海外マーケットのカメラの値段は安くなります。

ただし、これは単純に本体価格。ここに税金、配送料などが加わる場合もあり、トータルでみると高くつく場合もあるので注意が必要です。
その他、製品保障が購入国だけに限られていたり、配送途中でのトラブルの受付などについても手続きが難しくなるなどのデメリットもあります。

海外でのネットショッピングを使ってのカメラ機材の購入は十分な下調べをしてからをお勧めします。

ネットを通して買うというより、アメリカになどに行った際に信用のおける販売店で直接購入するという方法でなら、十分円高差益を得てカメラを購入をすることができるでしょう。
2008年は、国際的に市場も荒れ気味ですが、その変動を上手く活かすと安くカメラなどを購入できるかもしれません。

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