金星の太陽面通過を撮影
2016/07/21
金星が太陽の前面を通る天体現象「金星の太陽面通過」が2012年6月6日の午前7時10分過ぎごろから始まりました。約6時間半かけて太陽を通過するとのこと。
この日は東京など東日本ではあいにくの空模様でしたが、幸いにこの日は西日本側に滞在していたので快晴のもとで金星の太陽面通過の撮影ができました。
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金星の太陽面通過の撮影は日食と同じ方法で
今回の金星の太陽面通過を撮影する方法は、金環日食の撮影方法で紹介した手法と同じです。必ず太陽撮影用のフィルターをつけて太陽にレンズを向けます。太陽を撮影するときは十分にケアが必要です。
その撮影方法の記事は、「金環日食の撮り方ガイド」にまとめてあります。
金星の太陽面通過が始まって間もないころ。太陽の枠にちょうど金星がかかっているのが見えます。太陽の真ん中あたりにみえる黒いものは太陽の黒点。
時間が30分ほど経過し金星の位置が変化したのがよくわかりようになります。
露出をややアンダーにして撮影。黒点などもはっきりと見えます。
金星の太陽面通過が始まってちょうど1時間経過したところ。1時間で移動する距離はこのくらいということになります。
午前11時前の段階。金星が移動しているのが見て取れます。位置が大きく違うのは、地球が自転しているため一直線ではなく角を描くように動いて見えるからとのこと。
金星の通過が終わる40分ほど前。だいぶ太陽の端にまで移動。
太陽の枠に金星の右端がひっついたところ。
太陽の枠から少し外に出ているのが見えます。
かろうじて金星の左端が見えている段階。このまま移動し金星の太陽面通過は終了です。
次回の金星の太陽面通過が観測できるのは、105年後だそうです。
Jun-06 2012 Up
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