瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

PR

撮影テクニック

すみだ水族館での写真の撮り方ガイド

2016/09/13

東京スカイツリーの入場券はなくてもソラマチやスカイツリータウンへ出かける方も多いみたいです。スカイツリータウンでの混雑する中での買い物で疲れたときに、癒してくれるとてもいいスポットがあります。

それは、すみだ水族館!!

東京スカイツリータウンのウエストヤードの5Fと6Fにある水族館です。すみだ水族館は当日チケットを購入すれば入場可能。混雑具合により待ち時間が出るかもしれませんが、スカイツリーには登れなくてもすみだ水族館にはいきなり当日に行っても楽しめるスポットです。

すみだ水族館では、多くの方が水槽の中の魚やペンギンたちを撮ろうとデジカメを構えています。しかし、暗い場所でしかも水槽のガラス越しの撮影は案外難しいもの。
そこで、すみだ水族館での展示物を撮影するときのワンポイントテクニックをご紹介したいと思います。題して「すみだ水族館での写真の撮り方ガイド」。

スポンサーリンク

水族館での撮影ではフラッシュはオフ!

すみだ水族館に限らず水族館での撮影では、フラッシュはオフ設定にして光らないようにしておきます。その理由は、まず水槽内の生物保護のため。そしてフラッシュを使うとガラスにフラッシュ光が反射してしまいきれいに写らないことと周りのお客さんの鑑賞に邪魔になるということから。

すみだ水族館でも館内スタッフがフラッシュの使用は控えるようにと呼びかけていました。

フラッシュ設定を発光禁止モードに設定しておきます。フラッシュの設定ができたらいよいよ館内を見ながら撮影していきましょう。

sumida-01
東京スカイツリーにある、すみだ水族館の入り口。週末などは混雑するかもしれません。

sumida-02
すみだ水族館の館内に入ってすぐに目を引くのがクラゲのコーナー。大きな水槽にゆらゆら浮かぶクラゲはなんとも心地よさげです。水槽前に見入る人たちのシルエットを入れて撮るのにもいいスポットです。

sumida-03
クラゲの水槽の照明はかなり明るいのでクラゲの撮影はさほど難しくはないでしょう。ガラス越しで撮影するときは背景の反射に気をつけたいところ。反射が写りこむときは、レンズを向ける角度を変えると写らなくなります。

sumida-04
背景が黒い水槽ではシャッタースピードが青い背景のときより遅くなりがちなので手ぶれが起こりやすくなります。デジカメをしっかり構えて撮りたいシーン。

sumida-05
これはポスターではありません。展示している魚などについてのキャッチフレーズが水槽内にあるコーナー。なかなかツボをついたコピーを入れて水槽全体を撮りたいところ。

sumida-06
チンアナゴなどを展示している水槽のコーナー。

sumida-07
チンアナゴなどを小さなの生き物を単独で撮影するときは、マクロ機能を使用ます。マクロ機能とは、レンズから近い距離で撮影するときに使うもの。コンパクトデジカメでもマクロ機能はあるので、設定がONになっているか確認してみましょう。

sumida-08
これもマクロ機能を使って単独の魚にピントを合わせて撮影したもの。魚の動きが速いときは被写体ぶれで写ることもあります。

sumida-09
水槽の枠全体をフレームのように見立てて構図を作ってみるというのもひとつの方法です。

sumida-10
大きな魚は被写体が大きい分、撮りやすいです。動きがあまりない種類はさらに撮りやすいのでじっくり構えて撮ってみます。

sumida-11
東京諸島の海をテーマにした「東京大水槽」。これは2階から見下ろして撮ったもの。大きな水槽を表現するには上から全体像を撮るというのもいいでしょう。

sumida-12
こちらは水槽前から撮影したもの。大きさを示すためには人物をシルエットにして入れるのが鉄板ワザ。

ペンギンの泳ぎは相当速い

すみだ水族館の目玉が水量約350トンという超巨大な水槽。ここにはペンギンとオットセイが悠々と過ごしています。

水槽前ではペンギンに向けてレンズを向ける人だかりがあちらこちらに見受けられました。陸に上がっているペンギンは撮りやすくても泳ぐペンギンはなかなか至難の業です。

sumida-13
東京大水槽は上から見渡せます。上から俯瞰してのペンギンの姿も撮れます。

sumida-14
ペンギンが泳ぐ前にはレンズを向ける人だかりができていました。しっかりカメラを構えてフレームにペンギンを入れなければきれいな写りにはなりません。

sumida-15
水槽越しでペンギンの撮りやすいシーンは、水槽の前に浮いていてじっとしている瞬間です。このようなシーンに出くわしたらすかさずシャッターを切りたいところ。

sumida-16
水中を泳ぐペンギンが見られるのがここでの見どころ。泳ぐシーンを撮ろうとしてもいつ泳ぎだすかわからず、しかも泳ぐ速度が速いのでとても撮りにくい難関のシーンです。それでもトライするならペンギンの動きに合わせてレンズを動かしながらシャッターを切ります。これは「流し撮り」と言われるテクニック。難易度は高いですが何回か試すうちに動くペンギンにピントの合った写真が撮れればラッキー!

すみだ水族館では、まだまだ撮影するのにおもしろい箇所があります。ダイジェストで撮影するときのワンポイントアドバイスを書いてみました。少しでも参考になれれば嬉しいです。

東京スカイツリーを訪れる時は、すみだ水族館も訪ねて素敵な写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
・すみだ水族館 (公式サイト)
・東京スカイツリータウン (公式サイト)
・航空券+宿泊検索サイト
・マクロレンズ機能のあるデジカメ

Jun-09 2012 Up


  • 当ページのリンクには広告が含まれています

-撮影テクニック,
-, , , ,