瀬川陣市 フォトグラファー 公式サイト

フォトライフコンシェルジュとして 写真家・講師・ライター などで活躍、フォトララ写真未来研究所代表

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撮影テクニック

国際宇宙ステーション(ISS)の撮り方

2016/09/13

国際宇宙ステーションの「きぼう」の観測が肉眼でも簡単に行えることが話題になっています。1等星以上の明るさで見えるので、望遠鏡などがなくても目視で観測ができます。

とうぜん目視できるわけですから、写真撮影も可能。宇宙ステーションの撮影の方法を簡単に説明していきます。

まず宇宙ステーションの観測の方法ですが、観測地点によって見える方角、角度、時間帯が変化するので観測予測を把握することが必要です。
この観測予測のデータは、JAXAがウェブサイトで公開しています。このサイトを参考に観測地点の情報を把握します。

・JAXA 宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター
宇宙ステーションの観測できる時間は、約6分程度。これは飛んでいる飛行機を見ている速さかそれ以上の速度で動いている感じに見えます。
写真を撮るには、この宇宙ステーションの見え始めから終わりまでの間に行うわけです。その撮影の準備は下記の流れになります。

・カメラは三脚を使い設置
・レンズは広角サイズが有効
・ピント合わせはマニュアルで無限大(∞)に合わせる
・露出モードはマニュアルでバルブモード
・レリーズシャッターを使うと撮りやすい

カメラのセッティングができたら、出現する方向に向けてレンズを向けておくわけですが、実際に宇宙ステーションが出現するのを待ってからフレーム合わせをしても遅くはありません。というより、見えてからフレーム合わせをしたほうが確実です。

約6分は見え続けているわけですから、その間にフレーム内に入れて軌跡を記録していけばいいわけです。

長時間露光撮影が可能なコンパクトデジカメがあれば望遠鏡などは使わずに撮影ができるので、観測しながら写真を撮ってみるのもお勧めです。

この方法で撮影した、宇宙ステーション「きぼう」の写真はこちらです。

kibou01
宇宙ステーション「きぼう」の軌跡。望遠鏡など使わずデジカメでも十分撮影は可能。

Aug-02 2015 Up



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