桜を撮る
2019/02/04
桜の季節が近くなってくると、今年はどのように桜を撮るかを考えるようになります。春の訪れの代名詞の桜の開花。写真を日ごろあまり撮らない方でも自然と桜に向けてシャッターを切っているのでは。
桜の花を撮るときの簡単なポイントをご案内しましょう。
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桜に見とれて近づいたらそのまま一枚
桜の美しさ見たさに近づいたなら、そのまま一枚アップで撮ってみましょう
桜の花を撮るアプローチ方法はいくつもあります。しかし、あまり肩肘張らずにきれいだなと感じるままにまずは撮ってみましょう。
きっと公園などで咲き誇っている桜を見つければ、目の高さにまで下がっている枝に咲く桜を間近に眺めることもあることでしょう。そんな見ている状況にて感じる様(さま)をそのまま撮ってみましょう。自分の桜に対する気持ちが写真に表れるように撮れたら嬉しいですね。
桜に喜ぶ人たちを入れて撮ってみる
子供たちも桜の季節には嬉しく感じるのでしょう。踊る姿がほほえましく感じました。
桜は日本人にとっては、ただの花ではありません。短い間に咲き、一気に散る潔さに心打たれるひとや寒さを耐え忍んで春にようやくいっせいに咲くことに人生と重ねあわせるひとなどその思いは様々。桜の下での花見の宴会も桜が好きな私たちだからこそより楽しめる宴なのかもしれません。
また、家族で思い思いのまま暖かな春の陽気とともにお弁当を囲む風景などは、一番しあわせな風景のひとつではないかと思います。
そんな知らず知らずに桜の季節に喜ぶひとたちと桜という組み合わせもとても絵になります。もし撮影できるような状況ならば、ぜひそんな一枚もいかがでしょうか。
桜のある日本の風景というテーマは、奥が深いと思います。そして、撮影もひと段落したならば、おいしい桜餅などをいただきながらお茶を飲みつつ、改めて桜を眺める、まぁなんと至福のひとときなんでしょう。撮影するのも楽しみながらいいですね。
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桜の木、全体を取り込んでみる
桜の木全体を入れた風景写真としての撮り方。大きな木やたくさんの桜があれば豪華なものに写ります。写真は東京、小石川公園での一枚。後ろに見える高層ビルが都心の中の庭園であることを表しています。
クローブアップなどで撮るのもとてもよいですが、「木を見て森を見ず」に陥らないよう、その桜の木がある風景全体もぜひ撮っておきたいもの。
その桜の木を全体の風景にどのように取り入れるかを考えて構図を組み立ててみましょう。その場所によって主題となる風景がきっとあるはず。それを前面表すような写真が撮れたら素敵ですね。
近くで広角レンズで撮るのもいいですが、桜の木からすこし距離を取れば広角レンズがなくても十分に全体を写し取ることができます。撮影する距離なども意識してみてはいかがでしょうか。
一眼レフをお使いで、あまり交換レンズなどを持ち歩けない場合なら、1本で広角から望遠までカバーするタイプのズームレンズがあります。例えばタムロンA18のような広範囲をカバーするズームレンズを使えば、荷物を最小限にお花見しながらの撮影ができますよ。
青い空とのコントラストもきれいです
春の青空と桜のピンク色のコントラストもとてもきれいです。晴れた日ならぜひそんな写真も撮ってみましょう。
春の抜けるような青い空に桜の花びらのピンク色、このコントラストはとても美しいです。ここも桜を撮るには絶好のポイント。ぜひこの色の競演を撮ってみてはいかがでしょうか。
青い空の部分を背景に桜の花をどれだけ画面の中に入れるかで写真のよさが変わってきます。いろいろ試してみてください。いくつか撮っているうち、きっと自分が気に入る割合のようなものが感じられることでしょう。
さて、桜の撮影のポイントをいくつかご紹介しました。細かいことよりも桜の花が咲くこの季節を楽しむことが一番かもしれません。ふと、とてもお気に入りの桜のある風景などに気がついたなら、お持ちのカメラで撮ってみてくださいね。春の撮影を楽しみましょう~
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