結婚式では、フラッシュ使う?使わない?
2019/02/04
結婚式の撮影をするときに、フラッシュは使いますか、それとも使いませんか。
効果的に撮るには、どちらがいいのか少し検証してみましょう。
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あるとなしでは、雰囲気が異なります
室内でフラッシュを使うのと使わないのでは、その写り方が変わります。見た感じの雰囲気も大きく異なり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
まずは、フラッシュを使った写真と使ってないものとの比較をしてみましょう。
フラッシュを使うと周りがフラッシュの明かりで照らされます。その場の色の雰囲気は消されてしまいます。
フラッシュを使わないと周りの照明の色で写真が写ります。その場の雰囲気はかもし出されます。
このように比較してみると、違いは明らかになります。
フラッシュを使うと、フラッシュの光でその場を明るくして写真を撮ります。フラッシュの明るさでその場の照明などは照らし消されることになり、暗いところでも明るく撮ることができます。瞬時にその場を明るくするのがフラッシュの役目なので、明るく撮りたい場合には、使用します。
反対にフラッシュを使わない場合は、その場の照明の明るさと光の種類に応じて写真は写ります。照明の色合いを生かしたいときには、フラッシュは使わないほうが効果的と言えます。
それぞれのデメリットは
フラッシュがある場合とない場合での特色があることはわかりました。では、それぞれのデメリットとはどんなことがあるのでしょうか。いくつか例をあげてみましょう。
フラッシュを使う場合にデメリットと考えられること
・フラッシュが強すぎたり、被写体がレンズに近すぎると明るすぎて写ること
・一瞬を照らして撮るので、表情がこわばった感じで撮れることがあること
・広いところを撮るとフラッシュの届く部分と届かないところの明るさが違って写ること
フラッシュを使わない場合にデメリットと考えられること
・シャッタースピードが遅くなるので、動いている人などがブレて写ることがあること
・写真全体が室内の明かりで黄色く写ることがあること
・暗すぎると撮れないこと
まだいくつもデメリットと考えられる部分はあるでしょうが、少しみてもそれぞれデメリットはあるようです。
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自分の能力とカメラの性能に応じて
では、結婚式の写真を撮るときは、フラッシュは使ったほうがいいのでしょうか。
ビギナーの方へおススメするには、カメラの撮影モードなどを使い、オート露出で撮れば手ブレなどは軽減されるでしょうから、そのような撮り方でフラッシュもカメラにお任せというのでいいと思います。
というのも、結婚式など失敗が許されない撮影では、まずはきれいに撮ることが一番大事なこと。あまりカメラの操作に慣れてないのであれば、カメラ任せでもいいので、きれいに写すことを心がけたらいいでしょう。
そして、カメラ操作にも慣れきた方であれば、雰囲気に合わせて、フラッシュを使い分けしてみてはいかがでしょうか。
フラッシュも光量をコントロールすることができるのであれば、少ない光量で全体の明るさも生かしながら撮るというテクニックもできることでしょう。そうするには、外部取り付けのフラッシュを使うことになるでしょうから、持っている機材によっても出来ることの範囲も変わってくることになります。
基本的には、結婚式の撮影では、フラッシュは使ったほうが撮りやすいと思います。披露宴でも演出上暗い照明の場面なども多いので、フラッシュなしでは撮りにくいシーンも多いはず。そんなときには、どうしてもフラッシュは便利です。
ただ、どうしても室内の明かりで撮った写真にこだわるのであれば、ISO感度を上げるなりして、手ブレをしないように撮影に挑みましょう。
結婚式の写真は、きれいに撮るとともに周りの雰囲気も生かすととてもいい写真になります。上手にふフラッシュも使い分けて撮影をしてみてください。
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著書『新・デジカメ写真術』は最低限の撮影のテクニックも網羅しながらも、場面ごとに応じたシャッターチャンスのヒントを大きく3つほどずつ紹介しています。
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